なぜ子どもを持とうと思ったのか — 「わからない」から「欲しい」に変わるまで
マッチングアプリの「子ども希望」欄 マッチングアプリには、身長・体型・年収・趣味など、さまざまな自己紹介項目があります。その中に、「将来子どもが欲しいか?」という項目がありました。 選択肢は「はい」「いいえ」「わからない」の3つ。 私も妻も、「わからない」 を選んでいました。 なぜ「わからない」だったのか 子どもが欲しくなかったわけではありません。ただ、考えれば考えるほど不安が出てきていました。 先行きの見えない不安 自分に子育てができるのか? 金銭面は大丈夫か? 体力的についていけるか? 世の中の情勢 親としての責任の重さ 子育て以外に使える時間が減ること どれも「大げさ」ではなく、真剣に考えたからこそ出てきた不安でした。だから「はい」とは言い切れず、「わからない」が正直な答えでした。 気持ちが変わっていったきっかけ そんな私たちの気持ちが少しずつ変わっていったのは、それぞれ別のきっかけからでした。 妻の場合は、周りに子どもと触れ合う機会が増えたことだと思います。友人の子どもを見る機会が増え、私の兄弟の甥っ子・姪っ子とも接することが増えて、自然と「子どもがいる生活」が身近になっていったのだと思います。 私の場合は、もう少し個人的な出来事がきっかけでした。 祖母と祖父が続いて亡くなりました。 「命」について考えるようになった 当たり前のことかもしれません。人は生まれたら、いずれ亡くなる。 でも、その当たり前の出来事を自分の目で見て、改めて感じました。こうやって世界は回っているんだ、と。 命が生まれて、育って、そしていつか終わっていく。そのサイクルの中に自分もいるんだと思ったとき、子どもを持つということへのハードルが、少し下がった気がしました。 「不安がなくなった」わけではありません。でも、不安よりも少し大きなものが心の中に生まれた感覚でした。 子どもを持とうと決めた理由を一言で言うのは難しいです。でも、あの祖母と祖父のことは、間違いなく私の背中を押してくれた出来事のひとつだったと思っています。